イギリスの旅から （２）・・・・・スコットランドと湖水地方

　今回はスコットランドのエジンバラから南下して
ロンドンまでの旅でした。







エジンバラは北緯５６°　（ちなみに盛岡は４０°、札幌でも４３°）
ずいぶん北の町なのに、（メキシコ暖流のお陰とかで）同じような印象です。
石造りの町並みはとても美しく、別世界でした。
以前からハリーポッターの魔法学校のイメージがあったのですが
どこかモノトーンの印象があります。

スコットランドとイングランドは昔戦争をした間柄
青の地に白の×印がスコットランドの旗で、白地に赤の十字が
イングランドの旗、それをあわせたのがイギリスの国旗になったそうです。
といってもイギリスという国はなく、
　グレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国というのが
正式な国名なようで・・・・歴史がいろいろあるようです。

つまり・・・
今でも仲が良くないということ・・・・
特に敗者のスコットランドには複雑な思いがあるようで、
スコットランドには（エリザベス女王の横顔がついていない）独自の紙幣があり、
　「もしおつりで貰った時は、すぐ使ってくださいね～、イングランドでは使えませんよ！」
・・・・・・なんかすごい！！







エジンバラから南下すると、周りは延々と続く牧草地。
石積みの柵で区切られ、無数の羊羊羊・・・・・
山というより丘・・・・無限に続く牧草地と羊・・・・・・

私達家族は、盛岡でも北海道でも牧場暮らしをしていたので、
見慣れた景色なのですが、スケールが全く違う！
　（当然ですが・・・夫の撮ったビデオは羊と牛ばかり写ってました）










湖水地方は　田舎の大好きなイギリスの都会の人々の観光地であり
避暑地でしょうか。
日本で言えば　日光・箱根のようで、賑わいは軽井沢でしょうか。
湖も森も美しいのですが、それに石造りの古い町並みがプラスされると
　「ああ～ここはイギリスだ～～」　と、思うのです。






楽しみはピーターラビットの農園に行くことでした。
ベアトリクス　ポターの絵本が大好きで、ぜひピーターラビットの故郷に・・・







思っていたより小さな家と庭でした。
というより、人が多かったのかもしれません。
溢れるばかりの花々はイメージどおりでしたが・・・・。

ベアトリクス　ポターは　ナショナル　トラストでも有名です。
１９．２０世紀、開発され続ける自然に危機感を持ち、市民からの寄付で
土地や古い建物を買い、管理することを始めた運動、組織です。
莫大な印税をつぎ込んで、湖水地方の土地を買い集め、開発から守ったことで
知られています。










観光船に乗ったとき、
ウインダミア湖の西岸には鬱蒼とした森がひろがっていました。
東岸には別荘やホテル、貴族の屋敷、ヨットハーバー、などでいっぱいです。
アナウンスで西岸がナショナルトラストの所有地を知り、
なるほど・・・・と思いました。
自然の保護活動の先進国なのです。

イギリスの旅から （１）・・・・あこがれのイングリッシュガーデン

　


　イギリス旅行から帰って一週間近く経つのに
体内リズムがなかなか戻らなくて・・・・・
午前中はゴロゴロウツラウツラして・・・・夜中はパッチリ！
年をとるとは、こんなところにも影響するのでしょうか・・・・・






　　ジキタリス



イギリスは　きまぐれな天気　のはずが、なぜか雨は全く降らず、
望みどおり　花花花・・・・　興奮状態の毎日でした。
ほとんど花の写真ばかりです！

どうしても６月に行きたかったのです！
バラがあふれるイギリスの田舎があこがれでした。
一見ゴチャゴチャなイングリッシュガーデンが好きです。
というわけで・・・・
花の写真紹介しますね！







　　ワイルドストロベリィー

イタリアの旅から （５）・・・小さな独立国

　　　バチカン美術館のガラス窓・・・・微妙にピンクががって・・・・いつのものでしょうか？


子供の頃、「世界で一番小さな国は？」と聞かれ、
イタリアのローマにあるけれど、バチカン市国という国は特別なのだ、
と思いました。
それでは、３番目に小さい国は・・・・？
　（ちなみに、２番目に小さいのは、モナコ）
イタリアの中のもう１つ独立国　サンマリノ共和国　へ
行きました。

サンマリノは丘の上というより小高い山の頂上にありました。
ぐるっと城壁に囲まれ、坂道坂道・・・・・の街です。






パスポートに入国スタンプを押してもらうために窓口に行くと、
サンマリノの国旗のシールを１まい糊で貼ってから、
ペタンとスタンプを押してくれました。（５ユーロ、希望者のみ）
入国のスタンプが有料なのは、この国だけかな・・・・・（）



切手が有名らしいのですが、
つづれおりの坂道に気をとられ（ハアハア・・・）・・・・・忘れた！





切手といえば・・・・前回のイタリア旅行でのこと・・・
小さな姪たちに絵葉書を送ろうと思いました。
たまたま、バチカンのサンピエトロ寺院を出て右側に歩いていくと、
郵便局があり、早速バチカンの切手を買いました。
絵葉書にヨハネパウロ２世の切手を貼り、
ローマの空港でやっとポストにいれました。

日本に帰り、気がつきました！
　バチカンはイタリアではない！！
結局・・・・・
１カ月位経ってから、バチカンの消印付きで無事届きました。
私のような　うっかり　の観光客がいるのでしょうねぇ・・・・・。
でも、姪たちには、強烈な印象を残したようです・・・・。
・・・・バチカンという小さな国があることを・・・・


　　バチカン：サンピエトロ寺院



　　ぶどうの収穫は終わっていました。完熟のしっかり歯ごたえのある果肉はいい香りで・・・・


　　ハロウィン近し・・・

イタリアの旅から （４）・・・・鐘楼と鐘の音

　　ベネチア

今回はバスで移動する旅でした。
窓の外を眺めていて気づいたことがあります。

畑や牧草地の続く田舎でも、教会があちこちににあるのです。
大きいものや可愛らしいもの、どれもみな尖がった塔があるので
すぐわかります。
本当に、無数にある　という感じでした。


　　ベネチア：サンマルコ広場


　　フィレンツェ：ドーモ・・・サンタマリアデルフィオーレ大聖堂


　　　ミラノ：ドーモ・・・ミラノ大聖堂

国民の99%がカトリック教徒というイタリアでは、
教会は身近なもの、生活の一部、無くてはならないもの
なのでしょう。
旅行では、バチカンのサンピエトロ寺院、ベネチアのサンマルコ寺院、
ミラノやフィレンツェのドーモなど、たくさんの有名な教会を訪れました。
どこもその美しさや荘厳さに圧倒され、見とれるばかりでした。
でも・・・・
観光で訪れる私達とは違う　キリスト教を・・・・・
ロンボクで感じたように、ここでも　宗教　を感じました。



　　　ベネチアの鐘楼


　　ベネチア：夕日のサンマルコ広場

教会の姿にも見とれましたが・・・
塔(鐘楼）から聞こえてくる　鐘の音　の響きにも、
心惹かれ、耳を傾けました。

特にベネチアの街では、
ホテルの部屋が６階だったので、朝、鐘の音があちこちから聞こえました。
実は・・・
鐘の音にも時差があるのですよ・・・・！！
たくさん教会があるところは、すべて一斉に鳴り響くのではなく、
微妙に時間差があって鳴るのです・・・・。
なんかイタリアらしくて・・・・一人喜んでいました・・・・・

鐘の音は夫のビデオに任せたので、
｢鐘の音にこだわってるね～～」と家族にいわれるくらい、あちこち録ってきました。
・・・・・いい音色です！！


　　ホテルから見たベネチアの朝

イタリアの旅から （３）・・・ホテルと食事

　この旅では４つのホテルに泊まりました。
ローマ・フィレンツェ・ベネチア・ミラノに２泊ずつです。
どこもすばらしく快適で、特に水周りが清潔でうれしくなりました！




フィレンツェとベネチアはヨーロッパタイプで、
可愛らしいアンティークの家具や雰囲気でした。
特に目を引いたのは・・・・カーテン
　「さすが・・・・！」

この重厚さは、やはりあの石の建物に映えるのでしょうね。











イタリアでの食事は、
リストランテでは、　前菜⇒メイン⇒デザートの順で、
昼食も夕食もたっぷり２時間位かけます。
各地の名物をいただきました。
特に美味しかったのは、
　前菜・・・・・ベネチアの海の幸のリゾット
　メイン・・・・・〃　　　　　スカンピのグリルと、フィレンツェのＴボーンステーキ
　デザート・・・・ラベンナのりんごのシャーベット







　　　スカンピ・・・・リストランテのディスプレイもステキ！


飲み物は、最初、紅茶と水を頼んだのですが、
　紅茶・・・3.5ユーロ、水・・・5ユーロ（１ℓ）・・・・合計12ユーロ（約1700円）
毎食これでは・・・・？？・・・と思っていると・・・・・
メニューをよく見ると、なんとワインがハーフなら２～７ユーロなのです！

というわけで・・・・
水より安いワインを昼食から飲んで・・・・・（ハハハ）
いえいえ、ワインのほうが料理が美味しいのです・・・・・ホント！







　フリータイムの時、めずらしく夫は、
　　「生ハムをお腹いっぱい食べたい！！」と言いました。
ミラノのデパートで、大きなハム(もも肉の塊）を目ざとく見つけ・・・・
　　プロシュートとモッツァレラ・・・・ビールを飲み飲み・・・（まんぞく！）




　　　私のパニーニもハムがいっぱい・・・


同じデパートのカフェで紅茶を注文すると・・・・
びっくりしました・・・・・！！
これは確かに日本の鉄瓶では！
それも・・・・南部鉄瓶




ヨーロッパに輸出されていると聞いたことがあるけれど、
ここで（ミラノ）出会うとは・・・・
ミラノのデザインやセンスに驚きです！！


　　赤い実のついたヒイラギ

イタリアの旅から （２）～シエナ

　
焼き栗・・・・ホカホカのホクホク


イタリアでは１０月の最終週までサマータイムです。
ちょうどその前後だったので、不思議な経験をしました。

１日目のローマでは、朝８時は日の出前かまだ薄暗く、
５日目のフィレンツェでは目が覚めるとすべて１時間遅れで（テレビ・デジタル時計）
８時には明るい太陽が出ていました。
何事も無いように、自然に受け入れられていました。
日本でサマータイムがあっても心配ないな・・・・・と思いました。




　　シエナのシンボルのマンジャの塔と宮殿（現市庁舎）


　　ドーモ・・・黒と白の大理石



　イタリア行くならぜひもう一度行ってみたい街が　シエナでした。
ところが・・・・・
トスカーナを十分味わいたかったのに・・・・・・雨が・・・
カンポ広場に座ってのんびり辺りを見回したかったのに・・・・・



　　　丘の上のシエナの街・・・カンポ広場はもう一つ向こうの丘に



シエナの旧市街地は小高い丘が３つ・・・・そこを越えて行かなければなりません！
石畳の細い道を登って下って・・・
古い町並みはどこを見ても異空間にいるようです。
小さなお店は全部覗いてみたくなります。




　　カンポ広場の入り口
　



その家並みの間から、
カンポ広場が目に飛び込んできます。
その圧倒的な風景・・・・
広場の形は扇形、帆立貝の形なそうです。
赤茶色の石畳で、９つに分かれています・・・・・確かに帆立貝のようだ！
貝の基（？）に向かい、緩く傾斜しています。
広場をぐるっと取り囲む、それぞれの時代の建物・・・・
狭いのか広いのか判らなくなりました。



　　広場の上部にある泉の側にある水道は・・・・・ホタテ形



広場では年２回、地区対抗の競馬「パリオ」が開かれるとか。
薄茶色の砂を敷き詰め、鞍の無い馬のレース
ぜひ見てみたいけれど・・・・・８月１６日というのは・・・・・



　　　リストランテ・・・・よく見るとパリオの絵が・・・


　　　街角には地区のシンボルが・・・・１７地区あるそうです。これはサイかな？


　　　１７地区のシンボル・・・・パリオに出られるのは抽選で１０地区・・・ここから戦いです！




そぼ降る雨の中・・・・
まだ心残りな、シエナの街でした。



　　　手作りの紙・ノート・絵葉書など紙のお店


　　　パリオの絵葉書・・・・夫のお気に入り


　　　マーブル紙のノートはお土産に

イタリアの旅から（１）

　
　　ミラノのプラタナスの黄葉（おうよう）・・・・紅葉はほとんどない

イタリアから帰って一週間、
この間盛岡は、初雪・初氷・最低気温がマイナスとか・・・
冷たい雨が続き・・・
秋を通り越してすっかり冬になってしまいました。

時差ボケで、昼夜はっきりしないでうつらうつらしていると、
早朝、白鳥の鳴き声が聞こえました。・・・・冬　を実感です！




　　サンタマリアデレグラツィ教会　(最後の晩餐のある）


　　教会の前は近所の小学生の遊び場・・・・ミラノの子供は可愛い！！



　イタリアの旅は、ローマでは雨にたたられましたが、
良い天気で、深まる秋を楽しんできました。
ローマ以北の小さな町を巡る旅が多かったので、
観光地とは違うものを見られた気がします。

なるべくゆったりしたスケジュールで・・・・と思っても、
やはりよく歩きました。
毎日万歩計で1.5～２万歩、７～１０キロ位歩いていました。
　　(全部で５０キロは歩いた・・・？）
膝に不安のある身で・・・・ちょっと自信が付きました。

というわけで、
足元を良く見ていたせいか、石畳のいろいろが面白くて、
写真とりまくり・・・・？？
ドアノブとか窓枠とかマンホールのフタの模様とか番地の表示とか・・・
目線が変わっていたかも・・・
２度目のイタリアは別の楽しみ方が出来たような気がします。




　バチカン美術館の通路


　　サンピエトロ寺院の中にある地下が見える蓋


　なぜイタリアか・・・？
と言われたら、世界史の中でルネサンスに一番心惹かれた
思いがあります。
象徴のようなシスティーナ礼拝堂のミケランジェロにも
レオナルドダビンチの最後の晩餐にも、ラファエロの聖母子像にも
もう一度会えました。（すべて写真不可）


　　オルビエートの細い路地


　　シエナ・・・カンポ広場の雨水取り入れ口


　　ミラノ・・・ヴィットリオエマヌエーレ２世アーケード
　　　　　　　　この穴は１回転すると愛する人に巡り会えるとかで・・・？？


私目線のイタリアをお楽しみに！

山形は秋真っ盛り

　山形を巡ってきました。
仕事がらみで、女性８人、ワイワイと旅しました。
旅行会社で貰ったチケットは、盛岡⇒盛岡・・・・・？

まず最初に、　秋田新幹線こまち　で、秋田まで。
次に　羽越本線に乗り換え、日本海沿いを鶴岡まで南下します。
すばらしい秋晴れで、見渡す限り穏やかな日本海です。
陸側は、これまた見渡す限りの黄金の海！！
今年も美味しい新米が食べられそうです。

単線の２両編成の列車は、
ガタンゴトン・・・・と心地よい響きです。






鶴岡で降りて、まず羽黒山に向かいました。
前に一度来たことがあるのですが、
参道の、鬱蒼とした杉木立の中の五重の塔は圧巻です！！
京都や奈良とは違う、北国の力強さを感じます。

前回はここで引き返したのですが、
なぜかこの先の参道も登りたくなり・・・・・
　（全然行く気はなかったのです・・・。膝が・・・。
　　それなのになぜか行けそうな気がして・・・・・。）
後から知りました・・・・！
石段は全部で２４４６段。２キロの道のりだったことを・・・・・。

山登りの得意な面々が多く、全くついて行けません！
後悔しても１本道！
前に行くしかありません！
　(四国の金毘羅さんも途中で挫折したのに・・・・・）
一の坂、二の坂、三の坂・・・・(写真より何倍も急だった・・・・！）
どうにかこうにかやっとの思いで、羽黒山神社につきました。

優しい言葉の数々・・・ありがとう～～。





クラゲの水族館で癒され・・・・
年に何回も無いという完璧なサンセットに恵まれ、
ホテルの屋上の露天風呂に入れば、
あの石段のことなどすっかり・・・・忘れて・・・・？
よい旅でした！！

翌日は、
鶴岡から新庄に出て、　山形新幹線つばさ　で山形まで行き、
仕事の後は、
名物の芋煮、山形牛など、ご馳走でした。
もちろん　板そばもしっかり食べました。





仙山線で仙台まで行き、最後は　東北新幹線はやて　で盛岡着。
ぐるっと　盛岡⇒盛岡の旅を楽しみました。

写真をしっかり撮ろう～と、
バッテリーを充電したのを忘れてしまい・・・・・
あ～あ・・・・・
パンフレットの写真でお許しください！



　　　おみやげ・・・・つけものにだだちゃ豆・・・最高！