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沖縄の旅(2)・・・・ヤンバルクイナに会う [旅行]

 さて、次はどこへ行きましょう・・・・。
大きな目的も持たない丸1日・・・・
やはり、島の北の方へ行くことになりました。


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 最初は、ガイドブックで見た本部半島の北側にある 古宇利大橋 を
見に行きました。
全長2キロの島と島をつなぐ海の上のまっすぐな橋は
天気がよければ・・・・、青い海と青い空なら・・・・どんなに美しかったことでしょう。
冷たい風が吹きつけるなか、残念残念・・・
でも、
橋でつながれた古宇利島と屋我地島では
サトウキビ畑が延々と続き、
ちょうど刈り入れ時期だったので刈り取られたサトウキビの茎が山高く積まれ、
トラックで精糖工場に運ばれていました。
ここには私のイメージの沖縄の景色が・・・
遠くに海が見え、サトウキビ畑が続くのどかな島の姿が見られ
なんとなくホッとして嬉しくなりました。



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 東シナ海に沿って島をどんどん北上しました。
陸側はヤンバルの森が美しい・・・・。


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ここまで来たなら・・・・ヤンバルクイナに会いたいなぁ~~
といっても会えるとは夢にも思わず
やんばる野生生物保護センターに立ち寄りました。
ここは子供たちが標本とか本やDVDなどで
ヤンバルの森に住む野生動物たちの勉強をするところです。
たくさんの子供たちがクイズなどを通して学んでいました。
でも、もちろんそこにはヤンバルクイナはいません。
ところが・・・・
入口で、1枚のパンフレットが目に留まりました。


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施設の人に尋ねると
昨年の9月に新しく常設の観察施設ができたのだそうです。
そこまでは30分ぐらいかかる・・・・
ヤンバルクイナに会いに行こう~~ということになりました。

ガソリンを補給してお店の人に尋ねると・・・・
ここから30分ぐらいだけど山越えのクニャクニャした道で・・・
ということで、ナビをセットして出発しました。

すぐにヤンバルの山の中に入る細い道となり
車1台がやっと通れる曲がりくねった山道をどんどん登っていきました。
すっかりヤンバルの深い森の中です・・・。
森は本土で見る景色とは全く異なり
むしろロンボクで見た熱帯雨林(ジャングル)のようです。
新緑の季節なのか、まっすぐに伸びた木は樹冠が丸くこんもりと茂り
いくつも重なりあい続く樹冠は素晴らしく美しいものでした。
鬱蒼と茂る道路際にはヘゴ(大きくて太いシダ)の大木や
オオタニワタリなどのシダ類が茂り、
ここがヤンバルの森なんだ・・・・と興奮しっぱなし・・・・!
けれど
運転している夫はそれどころではなかったでしょう・・・・・。
30分位経ち、どこまで続くのだろう・・・・と
ちょっと・・・いやだいぶ不安になり始めたとき、
視界がぱっと開け
大型バスの走る道路に出ました。
正直、ホッとしました。

そこから10分位で、ヤンバルクイナの観察センターに付きました。


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とても新しい施設で、
入っていくと、草陰にヤンバルクイナの姿がみえました。
赤いくちばしと赤い足のとてもチャーミングな黒っぽい鳥でした。
・・・やっと会えた~~!


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施設の人と話していると・・・
ヤンバルクイナがチョコチョコと近づいて来たのです!
実は・・・
ヤンバルクイナは1日7回1時間おきにペレットの餌を与えているのだそうです。
ヤンバルクイナが草陰から出てきたのは
1時に餌が上からパラパラと落ちてくることを知っているからでした。
落ちてきた5・6粒の餌をたべると、すぐに木陰の草陰に隠れてしまいました。
最高のタイミングでした。

ヤンバルクイナは縄張り意識が強く
このケージ位の広さでは1羽しか飼えないのだそうです。
5個の卵で保護され孵化した兄弟姉妹でも個性があって
このケージに居るヤンバルクイナは比較的人間に抵抗感が無いのだそうです。
3歳のメスで、名前はキョンキョン
キョンキョン、会えて嬉しかったよ~~~!


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そしてわかったことは・・・・
この施設に来るために島を什縦断する広い道が有り、
私たちの走ったヤンバルの森の中の道は
多分林道でしょう・・・・ということでした。
なんということでしょう・・・!

でも、
あれほどヤンバルの森の中を体験できたのも
ヤンバルクイナのキョンキョンに会えたのも
そして餌付けタイムのおかげでしっかりその姿が見られたのも
ラッキッーだったかもしれません。

帰りは島の東側、太平洋側をひたすら下り
お腹ペコペコになりながらまた島を縦断して西側に戻り
ホテル近くの沖縄料理の店で
ソーキそばのランチを食べました。
おつかれさん!



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